「やさしい日本語」導入しませんか?

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2024.11.28
アクセシビリティ, 実績・サービス紹介
システムエンジニア 藤本 浩

「やさしい日本語」とは、わかりやすい日本語という意味で、難しい単語をやさしく言い換えをしたり、漢字にルビを振ったりしてわかりやすくした表現のことです。近年、観光や労働など目的はさまざまだとしても、諸外国から日本にいらっしゃる方が増えてきました。また、やさしい日本語を導入すると、日本語を母語としている人にもわかりやすくなります。アクセシビリティの観点からも、やさしい日本語への対応は今後ますます求められてきます。「やさしい日本語」対応を自動的に行うサービスも提供しております。ぜひご検討ください。

やさしい日本語とは

東京都多文化共生ポータルサイトには以下のように記載されています。

文法・言葉のレベルや文章の長さに配慮し、わかりやすくした日本語のことです。

1995年の阪神・淡路大震災の際、地震発生時の緊急速報や避難指示を理解できずに多くの外国人が被災しました。

それをきっかけに、外国人にも迅速に正しい情報を伝えるための手段として、やさしい日本語の取り組みが始まりました。

わかりやすく、短い文章で伝わる日本語にすることで、日本語を母語としない方だけでなく、子供から大人まで、多くの人に必要で大切な情報が伝わるようになります。

難しい文章の言い換えやルビの対応など、手動ですべての文章について手動で対応することは、特に多くの情報を日常的に公開したり更新したりするウェブサイトではなかなか難しいことが多く、自動での対応が求められてきます。

弊社では、自動で「やさしい日本語」に切り替えて文章やルビの対応をしたり、元の表現に切り替えたりすることができる、「伝えるウェブ」のサービスの導入支援実績があります。また、「伝えるウェブ」を運営されているアルファサード株式会社様とパートナー契約を締結いたしました。

この記事では、「やさしい日本語」の対応の重要性についてお伝えします。

こんなときにお勧め

「やさしい日本語」が広まったきっかけは阪神淡路大震災でしたが、「誰にでもわかりやすく」発信する必要性が高い分野である、行政や医療分野、教育など、多くの場所で特に必要性が高まり、導入も進んできています。

多くの海外のかたが、観光や労働など目的はさまざまとしても、訪日されることが増えてきましたが、すべての国の言語での情報発信は現実的ではなく、自動翻訳では正しい内容となっているかの確認ができない場合も多くあります。翻訳の体制が揃わないなかで無理に相手の言葉に合わせようとすると、かえってわかりにくかったり不適切になることもあります。そんなときにも、簡単で伝わりやすい日本語の表現にすると、より多くの人に適切に伝えることができるようになります。

ウェブサイトであれば、災害情報以外にも以下のようなときに特に有効です。

  • 行政からの連絡・通知
  • 観光情報、チケットや交通手段の情報
  • 病院や公共施設の利用案内
  • カタログサイトの商品説明、マニュアル

このようにわかりやすくなります

たとえば、以下のように難しい漢字や専門用語などを変換することができます。

言い換えやルビ振りのほか、単語と単語の間にスペースを挿入することで、長い文章を読み取りやすくなっています。

元の表現やさしい日本語
このイベントへの参加のキャンセルは事前の申請が必要でお振込みいただいた金額の半額の返金になります。この  イベントについて  参加の  キャンセルは  事前の  申込が  必要でお  振込いただいた  金額の  半額の  返金  になります。
本学は12月から2月まで休業期間となり窓口での書類発行ができなくなるため自動発行機を利用してください。この  大学は12月から2月まで  休み期間と  なり  窓口での  書類  発行が  できなく  なるため自動  発行機を  使って  ください。窓口とは  受付や  相談をするところです。
火災保険には種類によって盗難の補償特約がついている場合もあるのでよく確認してください。火災保険には  種類によって  盗難の  補償  特約が  ついているときも  あるので  よく  確認して  ください。火災保険とは  火事や  台風など、家に  何か  あった時に  必要な  お金が  もらえる  保険のことです。補償とは  お金を  払うことです。

導入事例

実際に「やさしい日本語」が導入された事例として、以下のようなものがあります。

https://tabunka.tokyo-tsunagari.or.jp/yasanichi/jirei

  • 東京都のウェブサイトでの導入
  • 多言語対応の観光案内所
  • 病院でのインフォメーション

また、弊社では、直近の事例として、東京富士美術館様のウェブサイトに導入いたしました。

費用感(超概算)

弊社で「やさしい日本語」に対応する場合、アルファサード株式会社様の「伝えるウェブ」サービスの「やさしい日本語」機能を利用し、サイトの全体、または指定の箇所について自動で対応できる形となります。

初期導入費用

コードの調整が必要なページ数によって変動いたします。

詳細なヒアリング後に、お見積となります。

運用費

月額:25,300円(税込)
(22,000円 + サブドメイン(開発用)2,200円 + アカウント費用1,100円)
※その他オプションによって変動がある場合があります。
メンテナンス(新しい用語の登録):1回(5言語まで):3,300円(税込)

まとめ

やさしい日本語の導入は、外国人や日本語に不慣れな方だけでなく、日本語を母語とする人々にも大きなメリットがあります。アクセシビリティの向上と情報の理解を促進するため、ぜひ積極的に導入を検討してみてください。