「ユニバーサルデザイン」という言葉を耳にする機会も多くなってきました。街や生活雑貨のデザインなどのほか、たとえば、文字が読みづらいかたでも読み取りやすく調整されたフォントも浸透してきています。
一方、「ノーマライゼーション」という言葉や「バリアフリー」という言葉もあります。
先駆が力を入れている「ウェブアクセシビリティ」の取り組みの目標は、文字や記号は読みやすく、フォームの入力で迷わず、音を出せない環境でも必要な情報が適切に手に入る、誰でも必要な情報にアクセス可能で使いやすいウェブサイトとしていくことです。
ウェブサイトを構築する段階で取り組めば「ユニバーサルデザイン」への取り組みに、すでにあるウェブサイトを改修してアクセシビリティに対応した場合は「バリアフリー」の取り組みになります。
そして、それらはどちらも、「ノーマライゼーション」の取り組みといえます。
これらの言葉にどのような違いがあるかみてみましょう。
「ノーマライゼーション」とは
「ノーマライゼーション」とは、「障害の有無にかかわらず、誰もが当たり前に生活ができるような社会にしていく」取り組みのことで、1950年代に北欧のデンマークで発祥した考え方です。
この「ノーマライゼーション」を目指すために、マイナスになっているところを見つけて取り除く「バリアフリー」と、それを包含して、はじめから誰にとっても使いやすい状態にしていこうという「ユニバーサルデザイン」のそれぞれのアプローチがあります。
「バリアフリー」とは
「バリアフリー」とは、「バリア(障壁)」を「フリー(ない)」状態にしていく取り組みです。
建築物などを作ったあとから、「段差をのぼりにくい」という声に応えてスロープを追加したり、駅に新しくホームドアを追加するなど、あとから障壁をなくす取り組みを進めると「バリアフリー」になります。
企業に求められる「合理的配慮」も、求めに応じて取り組む義務となっているため、この「バリアフリー」の取り組みになります。
すでに公開されているウェブサイトに対してアクセシビリティ診断をし、フォームなどを使いやすく改修・整備した場合、これは「バリアフリー」の取り組みになります。
「ユニバーサルデザイン」とは
「ユニバーサルデザイン」とは、見つかった障壁を後になってからなくそうとするよりも、はじめから誰にとっても使いやすいデザインにしていこう、という取り組みです。
ウェブサイトを構築する際、設計のタイミングからウェブアクセシビリティに対応するように取り組んだ場合は、「ユニバーサルデザイン」の取り組みになります。
主にウェブを活用して情報収集し、生活している多くの人が、これから年齢を重ねていきます。バリアフリーとしても、ユニバーサルデザインとしても、ますます、誰にとっても情報にアクセスしやすくする対応としてのウェブアクセシビリティ対応が必要不可欠となっていきます。
ぜひご検討ください。