第2回 ウェブアクセシビリティは義務なの?

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合理的配慮と環境の整備

Aさん

前回ウェブアクセシビリティが大事だって分かったけど、取り組むのって法律で決まっているの?

Bさん

ウェブアクセシビリティガイドラインに従いましょう、ということは法律で義務付けられていないんだ。ただ、「障害者差別解消法」という法律があって、公共サービスも一般企業も障害者に対して「合理的配慮」をすることが義務化されているんだよ。

Aさん

法律があるならやらなきゃいけない感じもするけど、合理的配慮の義務化とウェブアクセシビリティは関係ないってこと?

Bさん

「合理的配慮」はできる範囲で障害に対応することが大事っていう考え方だね。例えば、ウェブサイトで商品を購入したいけど操作ができない、わからないという問い合わせがあったとしよう。それが何らかの利用者の障害によって起きているなら、合理的配慮として対応していないといけないんだ。

Aさん

じゃあ、合理的配慮のためにウェブアクセシビリティは義務なんじゃないの?

Bさん

ちょっとややこしいけど、ウェブアクセシビリティ対応しなさい、とは法律では決まってないから義務ではないんだ。そもそもウェブサイトは障害者差別解消法では「環境の整備」に当たるから、「合理的配慮」はあくまでウェブサイトを利用する上で起きる問題にはちゃんと配慮して対応しましょう、ということになるね。

Aさん

なるほど。法律で明確に義務になっていないけど、ウェブサイトを利用するときに起きる問題には配慮して対応しないといけないんだ。

Bさん

義務ではないとはいえ、公共サービスのウェブサイトは「環境の整備」をすることが重要視されていて、総務省が「みんなの公共サイトガイドライン」でウェブアクセシビリティに対応することを推奨しているよ。公共サービスは誰もが利用するから、何も対応しないと「障害者差別を助長している」ことになってしまうからね。

Aさん

環境の整備って具体的にはどんなこと?

Bさん

簡単にいうと建物や交通機関などの施設に対してバリアフリー化していくことだね。例えば、建物の入り口に段差がある場合はスロープを設置しましょう、というのが環境の整備だね。ウェブサイトの場合、ウェブアクセシビリティのガイドラインに沿って障害者も使いやすいように整備することだね。

Aさん

環境の整備のことも考えたら、結局はやった方が良いってこと?

Bさん

そうだね。義務じゃなくても、ウェブアクセシビリティを進めることで、誰もが使いやすい環境を整えられるし、それが結果的に社会全体のためになるんだ。ウェブサイトで起きるかもしれない問題を少なくすることもできるしね。